漂着油は素手では拾わないでね。

奄美大島沖でタンカーが衝突、炎上、流出油漂着の件について。
各方面よりご心配のお便りなどいただいております。ご心配いただきありがとうございます。
ニュースやネットでも様々な情報が流れていますが、まとまって中立的な情報を簡単に見つけることが難しい状況です。

ひとまず。
【現時点では】、、、
私が活動している加計呂麻島の一部のエリアは、見た目には被害がなく油成分らしきものの漂着もありません。

ですが、タンカーから流れ出した油の成分は、揮発性で見た目にわかりにくいようですので、今後の影響はどうなるかわかりません。

宝島や奄美大島、加計呂麻島の一部の地域には油の塊が漂着していますが、むやみに触ったり集めたりせず行政の指示のもとで回収するように、とのことです。目の前の浜が汚れていれば、綺麗にしたくなりますが、油成分によっては二次災害に発展する恐れがあることや、よくわからずに歩き回ることで油があちこちに拡散し被害が拡大する恐れ、不純物を含む油塊を集めることにより、油の回収が遅くなる可能性などなどがあるので、指示を待つしかないようです。
指示はこちら→→鹿児島県のwebsite

何かが起こった時にはすぐに手を差し伸べたくなるのが人情ですし、対応の遅過ぎる行政にイラっとしたりもしますが、問題の本質でないところで揉めたり、悪口を言ったりしても何も始まりません(繰り返される悪政に愚痴も言いたくなりますが・・・)。時間と労力の無駄使いです。何が問題で、何を解決したいのか、それが大切なのではないでしょうか。
また、自分自身の身の安全を確保すること、被害を拡大させないことはレスキューの第一の基本、鉄則。また、どうすることが一番有効か、など、長期的な目線で行動すること、センセーショナルな情報に惑わされず、冷静に対処することがとても大切だと思います。

もちろん、そんなスマートには動けないものですが、できればそうありたいと願っています。

油の件もですが、他にも実に悩ましい大きな案件があり、危機感を募らせていて、ふと不安に駆られることもあるのですが、一歩海や森へ出かけてみると、海はこのように美しくただ満ちては引き、森では生き物たちがせっせと必死に、時にはのんびり生きています。

私は私の持ち場で、私にできることを嘘つくことなく、日々重ねてゆくのみです。

この美しい自然、暮らす人々、生き物たちへの影響が少なくて済むよう、祈る日々であります。


パタゴニア