加計呂麻島シュノーケリング:ウミガメさんと出会うには強く願いすぎないこと

ウミガメさんはお好きですか?

いや、嫌いな人は多くないよね。海のアイドル・ウミガメちゃん。
もちろん世界中で大人気。ぬいぐるみはもちろん、Tシャツ、バッグや手ぬぐい、マグカップにグラス、ステッカーにノートにボールペンと、カメグッズだけで身の回りのものを完成できるほどたくさんあるものです。

そんな人気者のウミガメさんですが、この季節は遭遇率がぐっと高くなります。

ウミガメの産卵シーズン到来


そう!繁殖シーズンは、いつも以上に浜の近くにウミガメさんがゆらゆら集まるのです。

もともと、この辺りで出会えるのは主に草食のアオウミガメ。
浅瀬の海藻・海草を食べにやってくるので、出会えるチャンスは少なくないのだけれど、やはりこの繁殖シーズンの遭遇率はぐぐっっと高くなるのであります。

「わし、草食べたいんだもんね」

みなさんご存知の通り、ウミガメは砂浜に上陸して卵を産みます。
カメさんの好きな浜は、街灯がなく護岸工事のされていない浜。ぷかぷかりんごがお気に入りのビーチは、ウミガメさんにも人気の熱い産卵スポットなの。

立てるほどの水深ですぐにウミガメ


ほらね、海に入ってすぐ目の前に。

シーカヤックの上からもウミガメ

ウミガメは爬虫類。
呼吸をするために定期的に水面に顔を出すので、写真のように穏やかな日はとっても見つけやすいので、コブシくらいの丸いものが浮かんでいたら、大きな声を出さないで、そおっと近づいてみましょうね。

もちろん泳いでウミガメ

泳いでいるとどこからともなく、カメさんがゆーらゆら。

スイーっと優雅に泳ぎ抜ける美個体や。

「なんか用か」
と言わんばかりの迫力でこちらへやってくる御大も。

多い日は、水中で3〜4個体に出会うこともあるけれど、野生の生き物ですから、そこはやはりカメさん次第。

「ウミガメに会いたいです!」という人はとっても多いです。

が!なぜか、超会いたがっている人がいるときに限って、あまり姿を見せてくれず、その人が帰った後にひょっこりひょっこり出てくる、なんてことは良くあることで。

「会えたらいいな」くらいの軽い気持ちでゆるっと泳いでいるくらいが、ちょうどいいみたい。